内視鏡センター

当院の特徴

当院は内科と外科が共同で消化器疾患の診療を行っています。

内科では内視鏡(胃、大腸、小腸カメラ)での検査と治療を担当しています。
視鏡検査では積極的に鎮静剤を用いて、眠った状態で検査を行っています。また、

胃の内視鏡検査では鼻から挿入できる細い内視鏡を用いた検査も実施しています。
視鏡治療が治療が困難といわれていた胃切除術後(ビルロートⅡ法、Roux-en-Y再建法)の総胆管結石についてはダブルバルーン内視鏡を用いて治療を行っております。

外科では腹腔鏡下手術を積極的に実施し患者様の負担がより少ない治療を心がけています。

これまで喜馬病院外科では「内視鏡外科センター」として活動を行ってまいりましたが、この度、内科と共同して消化器疾患を統合的に診療する体制を整えました。近隣の患者様や、医療機関の先生方に幅広く知って頂くため2024年1月から「内視鏡センター」と名称を改めて再出発することといたしました。外科手術に関してもこれまで通り胆道疾患や鼠径ヘルニア、胃や大腸の悪性腫瘍などに対して腹腔鏡手術を積極的に行ってまいります。

内科分野(内視鏡)

極細径の高画質スコープにより検査時間が短縮でき、さらに検査が楽に受けられるようになりました。
また、独自のBLI(Blue Laser Imaging)、LCI(Linked Color Imaging)と言われる画像強調観察(特殊な波長を用いた光)を併用することで通常観察では見つけにくい早期がんや特徴的な粘膜の変化などの病変を発見することが可能となりました。さらに、経鼻内視鏡の大きなメリットとして、咽喉頭(のど)の観察がしやすく食道・胃・十二指腸の観察だけだはなく、咽頭・喉頭の観察も容易におこなうことができるようになりました。
患者さんの中には、鼻炎・鼻中隔彎曲などにより細径内視鏡が通過しない方がいらっしゃいますが、口からの挿入でもスコープが細い分、苦痛はかなり軽減されます。

2つのバルーンを使用して小腸内でスコープを少しずつ進ませるダブルバルーン小腸内視鏡で以前までは内視鏡挿入が難しく検査が困難とされてきた小腸全域を検査・治療することが可能になりました。特に当院では外科と連携し、外科手術で腸管を再建した患者の胆道・すい管などに疾患が生じた場合など,通常の十二指腸内視鏡では挿入・治療が困難な症例で,再外科手術などに替わる新たな低侵襲の治療法として使用しております。

検査、治療の内容

検査

がんのスクリーニング検査(上部内視鏡、下部内視鏡、小腸内視鏡)
特にスクリーニング検査で実施する上部内視鏡検査は負担の少ない経鼻内視鏡を使用
ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断・治療

治療

がんのスクリーニング検査(上部内視鏡、下部内視鏡、小腸内視鏡)
特にスクリーニング検査で実施する上部内視鏡検査は負担の少ない経鼻内視鏡を使用
ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断・治療

 上部内視鏡治療 胃潰瘍出血、胃ポリープ切除、異物摘出術
 下部内視鏡治療 大腸ポリープ切除術、憩室出血止血術、大腸狭窄拡張・ステント留置術
 肝胆膵領域膵胆道がんに対する内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)や胆道ドレナージ術など
関西医科消化器内科学講座のバックアップをいただき症例に応じて総合的治療を行います
特に胃切除術後の処置困難例に対してダブルバルーンを用いたERCPを積極的に実施)

スタッフ紹介

弓場 孝郁(ゆうば たかふみ)

役職
外科部長
専門分野
消化器外科
資格
日本内視鏡外科学会 技術認定医
日本外科学会 指導医・専門医
日本消化器外科学会 指導医・専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本消化器内視鏡学会 指導医・専門医

宮本 早知(みやもと さち)

役職
医員
専門分野
内科一般(特に消化器疾患)
資格
消化器病学会専門医 
消化器内視鏡学会専門医 
総合内科専門医 
内科認定医
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