新人看護職員教育プログラムとサポート体制

新人看護職員教育目標


1.安全、確実な看護を実践できるように基礎看護の知識・技術・態度の習得ができる  

2.専門的職業人、社会人としての責任と自覚を持ち、円滑な人間関係を築いていける  

 

新人看護師の教育プログラム

入職時新人研修


新人看護師さんが安心して業務に取り組めるよう、入職後1か月間は各部署への配属を行わず、「基礎研修」と「ローテーション研修」を実施しています。
研修センターで行う基礎研修では、看護学校で学んだ内容の復習や、喜馬病院での看護の進め方・基本的な技術を改めて確認します。また、医療安全や感染対策、プライバシーへの配慮など、現場で求められる実践的な視点も学びます。
ローテーション研修では、以下の各部署を1日ずつ見学・体験します。
外来、手術室、地域包括ケア病棟、急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟、介護老人保健施設
実際の現場を体験しながら、部署ごとの役割や看護の特性を理解し、自身の希望や適性に合わせた配属先を決定していきます。
すべての新人看護師が安心して成長できる環境を整え、チームの一員として自信をもって働けるよう、丁寧にサポートしていきます。

新人サポート体制

~しっかり学べ安心の TRIANGLE SUPPORT~

技術・メンタル両方をサポートする複数人によるサポートシステム、

トライアングルサポート(Triangle Support)を採用
  

プリセプター制度を発展させた 
ゆとり・充実・安心の 独自の教育システム

~合計4人で新人看護師をサポート~

当院では、新人看護師の育成にあたり、教育委員・マインダーナース・ピアナースの3つの役割が連携して支援を行っています。新人看護師が早期に職場環境に慣れ、安心して業務に取り組み、着実に成長していけるよう、日々サポート体制を整えています。

教育委員は、新人教育の統括を担い、毎月、新人看護師との面談を実施しています。それぞれの個性や成長段階に応じた指導計画をともに考え、目標に向かって着実に進められるよう支援しています。

マインダーナースは、主に看護技術や日々の業務の進め方についての指導・評価を担当します。実践を通して、新人看護師が自信を持って業務に取り組めるよう導いていきます。

ピアナースは、新人看護師にとって、より身近な立場の先輩として、一年間の成長を共に支えます。学習方法や仕事への取り組み方のアドバイスに加え、困ったときには気軽に相談できる心強い存在です。

新人ローテーション研修

ローテーションで
経験値を増やそう!!

 

配属後も引き続き新人看護師の成長を支援するため、
7月~11月にかけて

「第2期ローテーション研修」

を実施します。

この研修は、配属部署にとどまらず、再びさまざまな部署での

業務やケアを体験することで、より実践的な看護力と柔軟な対応力を養うことを目的としています。

研修は、以下の各部署で実施します。

・外来・手術室・急性期病棟    : 2日間
・老健              : 1日間
・在宅医療(訪問看護・訪問診療)   : 4日間

※ 外来、手術室に配属した人は、地域包括ケア病棟または回復期リハビリテーション病棟含む 

実際の看護技術やケアを体験しながら、配属部署以外の現場に触れることで、看護に対する視野を広げ、

状況に応じた判断力や対応力を高めていきます。

さらに、チーム医療の現場において他職種との連携や役割分担を実感することで、
医療チームの一員として主体的に関わる意識を育てることを目指します。

研修スケジュール例

最初の1年目で基本をしっかり習得!!
ゆとりの年間教育プログラム

当院では、新人看護師の皆さんが安心して看護実践に取り組めるよう、
1年間を通して
『看護実践評価表(技術チェックリスト70項目)』『研修手帳(アドバンスノート)』を活用しながら、
段階的な成長を支援しています。

■ 技術チェックリストでのステップアップ
看護技術の習得は、以下のような段階を経て進められます。

シミュレーションでの研修 → 臨床現場での見学 → 先輩看護師と一緒に実施 → 一人で実施

このように段階的な指導体制が整っているため、実践に対する不安を軽減しながら、確実にスキルを身につけることができます。

■ アドバンスノートで自分の成長を実感
研修手帳である「アドバンスノート」は、新人看護師一人ひとりの成長を記録するノートです。1か月、3か月、6か月、12か月といった節目ごとに目標を設定し、定期的に振り返ることで、自らの成長を可視化することができます。

また、評価月にはマインダーナースや教育委員、師長からの温かいコメントが記載され、努力を認めてもらえる嬉しさや励みにつながります。

このアドバンスノートは、2年目以降も見返すことで自信や原点を思い出す「心の支え」として、多くの先輩看護師に大切にされています。

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