入職3年以上の職員のエッセイ

寿山会リハビリテーション部に所属する職員 で3年以上の経験者のエッセイです。
※職種や所属、経験年数などは、エッセイは掲載当時のものです。
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理学療法士


喜馬病院に入職して - 理学療法士 本荘 智也

 私が就職活動の際に喜馬病院に入りたいと心を決め、喜馬病院に入職して今年で4年目を迎えます。1年目から現在まで回復期病棟で理学療法士として働いております。大学生気分から一転し、社会人となり、先輩方に指導して頂きながら、日々研鑽してきた毎日でした。

 私が喜馬病院に入職したきっかけは3つあります。1つ目は喜馬病院にはさまざまな施設や病棟があるからです。急性期から回復期、老健、訪問、鍼灸院、さらに昨年度にはサ高住も新たに加わりました。急性期から維持期まで、1人の患者さまの治療やケアが出来ると考えたからです。配属もあって、全ての時期を自ら直接関わることはできませんが、連携をとることで間接的に関わることが出来ます。2つ目は研究に力を入れており、鍼灸院が併設されているからです。大学時代から、理学療法からは少し離れますが経絡を用いた研究を行っておりました。経絡治療は実体験からも、かなり有効な治療法です。しかし、科学的に証明されていない部分が多く、こんなにも有効な治療法を理学療法でも活かすことはできないだろうか、と考え現在に至ります。3つ目は教育体制がしっかりしているからです。喜馬病院には新人だけでなく、新人以外も教育を受けることが出来る制度があります。一生勉強といわれている理学療法士ですが、そういった教育体制がしっかりしている所に惹かれました。

 実際に喜馬病院の教育を受けてみて、共通プログラム・アドバンスプログラムと基礎から応用まで教育制度があります。さらに、勉強会だけでなく、スタッフ間の臨床の話をする機会がかなり多くあります。日々のちょっとした疑問を相談できる環境にあるというのは、本当に恵まれていると思います。この日々のちょっとした疑問を勉強会や普段の会話で解決していくことが、日々の研鑽に繋がると考えているので、理学療法士をやめるまでは続けたいと思います。

 私がやりがいを感じていることの1つとして、最近、嬉しかったことがありました。入院時には運動が嫌いで、なかなかセルフトレーニングが進まない方がおられました。退院する少し前から少しずつセルフトレーニングを行って頂けるようになり、退院してからもセルフトレーニングを行い、「好きだった買い物にも行けてます」と嬉しそうに話してくれたことです。自分が関わることで、少しでも患者さまの元の生活や理想とする生活に戻るための手助けが出来たことに、この上ないやりがいを感じます。これからも患者さまの理想に近づけるように日々研鑽していきたいと思います。


理学療法士としてできること - 理学療法士 林田 修司

喜馬病院に入職して5年目になります。入職して1年目は回復期、2年目は急性期、3年目からは老人保健施設と様々な部署を担当させて頂いております。
今までの経験の中で、特に2年目で経験した急性期病棟での患者さまに対し悩み続けて考えたことが、私の理学療法士としての土台となっていると感じております。

急性期病棟では、転倒して骨折された患者さま、脳梗塞を発症された患者さまなど多くの症例を経験しました。 そして、回復期病棟ではほとんど経験しなかった担当患者さまの死に直面しました。 私が担当させて頂いている患者さまの死を経験するなかで「理学療法とは何なのか」、「もっと患者さまに出来ることはなかったのか」と自問自答する日々が続きました。 そのような日々の中で私が理学療法士としてできることは「普段の日常生活をいつまでも送って頂けるようにサポートすること」であると感じました。

そのためには立つことや歩くことだけではなく、仕事や家事、家族の中での役割など身体機能だけでなく患者さまや利用者さまの「生活背景」を知ることが重要であるということに気付きました。 理学療法士として患者さまや利用者さまの人生の一助になれるように自己研鑽を続け成長していければと考えております。


訪問リハビリを経験し、僕が感じる理学療法士の魅力 - 理学療法士 中尾 純哉

喜馬病院へ入職したことで、社会人としての自覚や理学療法士としての自分自身の使命というものを日々考えるようになりました。

入職後、回復期リハビリテーション病棟や外来、訪問リハビリテーションという様々な部署で働かせて頂き、多くの方々と接する機会がありました。 特に、訪問リハビリテーションの部署は入職後2年目から経験させて頂き、「そのヒトらしく安全で安心した生活を送る」ことの重要性を日々感じ、多くのことを学ばせて頂いております。

回復期リハビリテーション病棟では毎日リハビリを行い、在宅復帰を目指しております。 そのため、退院後、訪問リハビリテーションを利用する多くの方々が週に1~3回のリハビリに不安を感じている印象を受けます。 その不安を解消するには、日々の理学療法の治療効果に加え、精神面でのサポートやご家族さまへの指導、環境整備、そのヒトらしい生活を送ることが必要になってくるのではないかと考えております。 また、維持期の理学療法については、即時効果が生じることもあれば、理学療法評価を継続的に行い、長期間かけて変化が生じるものがあります。常に短期目標や長期目標を話し合い、利用者さまと共通認識し、日々の生活を楽しみながら送って頂くことを意識しております。 十人十色であり、多角的な視点でアプローチすることの難しさを感じ、日々反省することばかりですが、利用者さまの表情や一言一言の発言の意味を深く捉え、自分自身が学ばせて頂くことも訪問リハビリテーションの醍醐味ではないかと感じております。

利用者さまやご家族さまに訪問してほしい理学療法士と思って頂き、治せる理学療法士を目指しながら自己研鑚をしていき、利用者さまを思いやる気持ちを常に持ち続けたいと思っております。 また、今後は訪問リハビリテーションで経験したことを回復期リハビリテーション病棟と連携を取ることで、そのヒトらしく生活を送ることへの一助となるように努力していきたいと思っております。

自己実現に向かって - 理学療法士 池澤 秀起

喜馬病院に入職してから現在までを振り返ると、自分は患者さま、リハビリテーション部のスタッフ、医師や看護師などその他多くの医療スタッフの方々など、様々な人達に出会えたことで、現在の自分が存在しているのだと感じます。 また、誰かのために何かができる、そんな環境に身をおけることが幸せであり、自身の努力により患者さまに貢献できる理学療法士という職業を誇りに思っています。

しかし、いくら患者さまに対する情熱があってもそれに伴う知識や技術が不十分であれば誠意は伝わらず、知識や技術が十分であっても患者さまに対する情熱がなければ患者さまの心身に響く治療に値しないのではないか、そのようなことを常に考えています。 その中で、私は自問自答を繰り返しながら日々の臨床を真摯に取り組み、自己研鑽を積むことを常に心掛けています。 また、人間として自分自身を見つめ直した中で、新たな自分を見出すことも幅広い患者さまに貢献できる自己形成に繋がるのではないかと感じております。

一方、患者さまは病気を患うことで、身体機能だけでなく、精神面でも衰弱、疲弊しています。 私は治療に臨むにあたり、疾病ではなく患者さまと向き合うことを最優先しています。当たり前のことですが、これが非常に難しく、身体機能の治療を優先してしまいがちになります。私達が行わせていただいているリハビリテーションは心と体、全てを診る必要があります。心が通わない治療は患者さまのためのものではなく、治療者のエゴでしかありません。 患者さまの喜怒哀楽を知り、共感することで初めて治療が成り立ちます。 セラピストが患者さまを想う気持ちを持つのは当たり前ですが、患者さまに想っていただけるようなセラピストになるための努力も必要ではないでしょうか。

思い返せば、私が今までに担当させていただいた患者さまには申し訳ない気持ちでいっぱいです。 今でも思うことですが、自分の行わせていただいた治療はその時点ではベストと考えていたことでも、ベストではなかったのではないかと日々思い返します。 自身の研鑽が足りなかったために患者さまの大切な時間を犠牲にし、その患者さまの一生に多大な損害を与えてしまったのではないかという後悔の念でいっぱいです。 そんな私に対しても患者さまは、「先生に出会えて良かった」、「先生だったからこそここまで良くなれた」とのお言葉をいただくことがあります。 私は患者さまを励ます立場にありながら、実際は私が患者さまに励まされ、支えられて生きているのだということを痛感します。 このような経験から、未熟な私を認め、支えてくれる患者さまに対して最高のリハビリテーションを提供することが最大の恩返しではないかと考えるようになりました。

世間には私より知識や技術面で優れているセラピストはたくさん存在すると思います。 優れたセラピストがいるということは、より患者さまを改善できる可能性があるということでもあり、患者さまに希望を与えることでもあると思います。 自分の人生全てを費やしてもその境地にたてるかわかりませんが、理想の自分に向かって最大限の努力をすることが私に与えられた責任であり使命でもあります。 現在まで支えてくれた患者さまへの感謝の念を忘れず、これから出会う患者さまのために常に尽力を尽くす自分でありたい。 患者さまを支え、患者さまの希望となり、患者さまの一生の一部に私が少しでも貢献できる理想の自分に近づくために日々精進していくことを誓います。

日々実感していること - 理学療法士 山口 彩

私が喜馬病院に就職してから今までを振り返り、驚くほどあっとゆう間に時間が経過していったように感じます。 就職後、様々な経験をさせていただくことができました。その中でも実感していることは、何においても一人では何もできないということです。

私が現在勤務している回復期リハビリテーション病棟では在宅復帰を大きな目標に掲げております。 医師・看護師をはじめ様々な職種と連携して患者さまの機能回復や日常生活で必要となる動作の練習を行っております。リハビリテーション病棟という名前からリハビリが重要な印象があると思います。 しかし、実際は理学療法士や作業療法士・言語聴覚士が行うリハビリももちろん重要ですが、それだけでなく日々の生活での医師・看護師をはじめ様々な職種の連携が大きな力になります。 さらに色々な職種と連携を図る中で新たな考え方や発見があり日々勉強させてもらっています。

また、先輩・同期・後輩の支えも大きく、いろいろな人から指導や助言をいただき現在に至ります。 支えになる言葉をいただいたり、時には厳しい言葉をいただいたりすることで頑張れることは多々あり、ここまで来れたことは間違いありません。 日々力不足を感じておりますが、患者さまや同僚に少しでも還元でき、自分もあらゆる人の力になれるよう日々精進していきたいと思います。

"在宅で生活する"ためのリハビリテーション - 理学療法士 今井 庸介

喜馬病院に入職して今年で5年目を迎えます。1年目は喜馬病院の回復期病棟、2年目以降は介護老人保健施設ヴァンベールで理学療法士として働いております。 介護老人保健施設では多くの利用者さまや家族さまに関わりました。その中で、私は、“在宅に復帰する”ためではなく、“在宅で生活する”ためのリハビリテーションの大切さに気付きました。

1年目の頃の私は、目の前の担当患者さまに対して、どうすれば在宅に復帰できるのかということで頭がいっぱいでした。 今思うと、在宅に復帰するためのリハビリテーションを考え、在宅でどういった生活をするのかということまで、考えが足りていませんでした。

介護老人保健施設には、病院や在宅から入所される方に対して、在宅復帰支援・在宅生活支援を積極的に行っております。 担当した利用者さまからは、家に帰って孫と遊びたい、趣味の射撃をしたいなど様々な要望がありました。 そうした要望に耳を傾けていくうちに、利用者さまは在宅に帰るためではなく、在宅に帰って何かがしたいから、リハビリテーションを頑張っているということに改めて気付かされました。

現在は、利用者さまや家族さまが在宅に戻ってどのような生活をしたいかということを大切にリハビリテーションを提供させて頂いております。 これからも、“在宅で生活する”ためのリハビリテーションを心掛けていきたいと思います。

考えること - 理学療法士 井尻 朋人

私がこの喜馬病院に就職して以来、今までに大変多くの患者さまのリハビリを行ってきました。初めて臨床現場に出て、改めて感じたことがたくさんあります。
怪我や病気をされた方が病院に入院した後には、医師や看護師、薬剤師、栄養士などさまざまな人の治療やケアを受け、疾病を治していきます。その中に我々理学療法士も含まれます。

特に回復期リハビリテーション病棟はリハビリスタッフの関与する意味は大きく、その責任も大きなものと思います。私はその回復期病棟で仕事をさせていただ いております。患者さまとリハビリを行って行く中で、本当に自分の行った治療が患者さまの病気の改善に役立っているのかと感じることが多くあります。

毎日変化していく患者さまの状態は他のスタッフの治療の効果ではないのか、自然治癒ではないのか、と自分の行っている治療がどの程度意味を成しているのか不 安になることが多くあります。さらには他の理学療法士でなく、「自分」が担当して何が良かったのかと感じることもあります。このことをはっきりさせるのは 難しいかもしれませんが、だからこそ自分が行っている治療を漠然と考えるのではなく、一つ一つ丁寧に考えていかなければならないと思います。

そうでなければ、患者さまの変化を導けているのか、自分の中で答えは見つからないと感じています。まだまだ分からないことが多く、自信のないこともたくさん ありますが、そんな時こそ丁寧に考え、リハビリに取り組んでいきたいと考えています。

“気づき”を大切に - 理学療法士 千賀 恵

喜馬病院に入職してからというもの、日々目まぐるしく流れる時間の中で、理学療法士という仕事の楽しさ、難しさを日々実感しております。 私は入院患者さまを担当させて頂いており、ほぼ毎日同じ患者さまと共にリハビリをしています。

そんな中で一日一日を「繰り返し」ではなく、「積み重ね」にしていく為には、患者さまの小さな変化に気付くことから始まるのではないかと思います。

当たり前のことなのですが、これが実は難しく、同時にとても大切なことだと痛感しています。 マイナスの変化であれば、それをなくすにはどうすればよいのかを考え、プラスの変化であれば、それをもっと引き出すにはどうすればよいのかを考えることができます。

次の 1 歩につなげる為の“気付き”を大切にしていきたいと思います。 リハビリは痛い、苦しいというイメージを持たれがちですが、プラスの変化を患者さまと共有することで、病気や障害を克服する喜びを一緒に感じることができるようなリハビリテーションを提供することが私の目標です。 まだまだ未熟な私ですが、患者さまの小さな変化を見逃さない理学療法士になれるよう、日々精進していきたいと思います。

患者さまから教えていただくこと - 理学療法士 旅 なつき

入職して今まで、思えばあっという間に過ぎた日々でしたが、その中で学んだことは数多くあります。

私は当初外来患者さまを担当させて頂いておりましたが、 9月からは入院患者さまの担当となりました。大きな違いは、入院患者さまはほぼ毎日治療をさせて頂くことが出来るということです。

毎日治療をさせて頂いているなかで感じることは、治療効果は治療後すぐに変化がでるものばかりではなく、長期間かかるものもあるということ、また同じ治療を施行しても患者さまにより治療後の変化は様々ということです。

このように、日々の中で私が精一杯出来ることを考えるとともに、患者さまから学ぶことの多さを実感しております。患者さまの身体から教えて頂くことはもちろ ん、普段の会話からも患者さまから学ぶことはたくさんあります。退院・転院されていく患者さまを見送る際に、より一層その想いが募り感謝の気持ちでいっぱいに なります。

学生時代に実習でお世話になった先生から教えて頂いた、「患者さまこそ師」という言葉があります。この言葉の通り、自分が行なった治療の効果は、全て患者さま の身体が教えてくださるということを日々実感しています。また、治療後の患者さまの身体の変化を確認することで、その患者さまに適した治療が行えているかとい う見直しをすることの重要さを感じます。

このように実際の患者さまと接することでしかわからない、身体面・精神面の変化などを見逃さず、様々な方向から考え続けることが出来る理学療法士でありたいと思います。

また、今まで関わらせて頂いた方々への感謝の気持ちを忘れず、現在担当させて頂いている患者さま、これから出会う患者さまに少しでも反映できるように頑張ろうと考えております。

作業療法士


作業療法士として喜馬病院に入職して - 作業療法士 平山 公章

 私が喜馬病院に入職するきっかけは、求人サイトで「高収入で勉強ができる職場」という謳い文句にひかれたのがきっかけです。そして、実際に見学に行った時に当時のスタッフの挨拶が元気よく活気に溢れた職場だなというのが印象的だったので、入職を決めました。当院では、臨床、教育、研究を理念に日々、新しい知識の探求に力を入れています。新人の頃には、新人症例発表を通じて、一人の患者さまに親身に向き合い、疾患に対して学べる機会があります。その発表を通じて、患者さまとのラポールの築き方や評価、治療の考え方を学べることができました。教育プログラムとして、毎月勉強会を開催しており、とても勉強する機会を得ることができます。私は作業療法士ですが、入職してすぐ、身体機能面のことはあまり理解できておらず、リハビリを行う中で難渋してしまうことが多くありました。基礎的な解剖学や触診技術などを分かりやすく学ばせて頂くことができ、入職当時わからないことだらけでしたが、少しずつではありますが、セラピストとして治療を行えるようになってきたかなと感じています。今、興味を持っていることとして、患者さまの生活を見るなかで「生活の質」に着目してリハビリを行っています。患者さまが生きがいに感じられることに作業療法を通じて見出だして行ければと思い取り組んでいます。私は、作業療法士の資格に加えて、園芸療法士という資格を持っています。園芸を通した身体機能へのアプローチなど患者さまに生きがいを感じて頂けるようなリハビリを提供して行きたいと思っています。そのためには、私自身が生きがいを感じ、活き活きと患者さまに接していかなければならないと思っています。私が関わった患者さまが生きがいを感じて生活を送って行ってもらえるよう日々のリハビリを頑張ります。

言語聴覚士


言語聴覚士になってから考えること - 言語聴覚士 上當 悠夏

 私が喜馬病院を知ったきっかけは、ホームページでした。ホームページには教育プログラムや先輩方の体験談が乗っていました。また、急性期、回復期、老健、訪問等多くの施設でリハビリに取り組んでいるということもあり就職を希望しました。入職してからは教育プログラムの他に勉強会や症例検討会もあり思っていた以上に勉強会が多いことに驚きました。しかし、知識面の勉強会だけでなく他部署の取り組みや連携の行い方等、臨床以外からの患者さまの考え方も知ることができ多方面からのアプローチ方法も学ぶことができました。

 3年目になって老人保健施設ヴァンベールへの配属となり、今までは利用者さまの機能面を考えることが多かったのですが、最近では利用者さまが家に帰って楽しく暮らせるには何が必要かを考えるようになりました。また、委員会活動にも参加させて頂けるようになり言語聴覚士をもっと知ってもらい活躍の場を広げていきたいと思うようになりました。そのためには大変なことも増えますが、言語聴覚士として提供できる物も多くなると思います。利用者さまが笑顔で帰り、よりよい生活ができるようなリハビリを提供していけたらと思います。

仕事の魅力 - 言語聴覚士 土屋 笹奈

喜馬病院に入職して数年がたち、現在は介護老人保健施設ヴァンベールと寿山会ホームケアクリニックでの訪問リハビリテーションで利用者さまのリハビリに携わらせて頂いております。

私は言語聴覚士として「話す」こと、「食べる」ことが難しくなった方にリハビリをさせ頂いています 。入職した頃に比べ、「失語症」「嚥下障害」といった言葉をテレビや新聞で目にする機会が増えたように思います。 それだけ、身近な問題と世間でとらえられており、自分の仕事に対しても責任が重いと感じることが多いです。

リハビリをしていると、ご家族さまから利用者さまの笑顔が多いと言って頂いたり、ご利用者さまから日頃の家族への感謝の言葉を聞けることがあります。 そんなことを思っていたのと茶化すように笑うご家族さまとご利用者さまの顔を見ているととても幸せを感じます。 自分が関わることで、ご家族さまとご利用者さまの関わりにプラスになる効果がある、それがこの仕事の魅力なのではないかと思います。

まだまだ、力不足でくやしい思いをすることが多いですが、日々、私がご利用者さまに助けられて成長していると感じています。 ある時、ご家族さまから、「誕生日、新年などの節目を今年も一緒に迎えられた、ありがたいといつも思う」という言葉を頂いたことがあります。 私も新人のころからたくさんの方に助けられて今日の日を迎えています。その感謝を忘れずに、私もご利用者さまと一緒に節目を迎えて成長していきたいと思います。

笑顔に出会える仕事 - 言語聴覚士 横山 有紀子

縁あって喜馬病院に入職し、ここでたくさんの患者さまの笑顔にふれました。入職当初、言語聴覚士は法人内にただ一人、新人ということもあり随分肩に力が入っていたように思います。

不安でいっぱいの毎日でしたが、頼りになる先輩方、さりげなく力になってくれる同期達、そして何より日々接する患者さまに元気をもらい、一歩ずつ進んできました。

「言語聴覚士」とは、様々な原因でことばによるコミュニケーションに問題を生じた方、食べる・飲み込むことに問題を生じた方に対し、機能の維持向上の為の検査や訓練、家族も含めた指導を行う専門職です。

私は入院患者さまを担当させて頂いております。病気等により突然自分の言いたいことが伝えられなくなったり、相手の話が理解できなくなった患者さまやそのご家 族の失望や不安は計り知れないことでしょう。私はそうした患者さまに寄り添うことのできる言語聴覚士になりたいと考えています。

専門的な知識に基づいた機能訓練を行うことはもちろんですが、コミュニケーションする環境を整えることを大切にしたいのです。話し言葉だけがコミュニケー ションの方法ではありません。ちょっとした表情の変化や仕草から相手の意思を読み取ることができます。相手を思いやる心、相手を知りたいと思う心、相手と 共に楽しもうとする心が大切なのではないでしょうか。

お互い心を近づけながら、少しずつ意思疎通が図れるようになると患者さまの笑顔に出会えます。そんな時、私も自然と笑顔になり、この仕事に就いてよかったな と思います。言語聴覚士としての経験はまだ浅い私ですが、少しでも多くの笑顔に出会えるよう、より専門的な知識を身につけること、患者さまのよき理解者とな ることを目標に頑張っていきたいと思います。

健康運動指導士


運動指導を通じて・・・ - 健康運動指導士 糀屋 貴崇

私は喜馬病院リハビリテーション部のフィットネススタッフとして入職しました。 当院に入職したのは私の専門学校に講師として来て頂いていた高木綾一先生の影響が大きく、学生であったあの頃から4年が経ち、現在は5年目として患者さまに運動を指導させて頂いております。 入職した1年目は右も左もわからない状態でした。 それは専門学校で病気や怪我の知識、トレーニング方法など習っていましたが、実際に運動指導するにあたり患者さま全員にそれらのことが当てはまらなかったからです。 今考えればそんなことは当たり前です。なぜなら、十人十色という言葉があるように一人として同じ患者さまがいないからです。

唐突ですが、私は運動が好きです。将来は運動に携わった仕事がしたいと思ったことからこの仕事に就いています。 運動をしている人には楽しく運動をしてほしい、効率的で効果がある運動をしてほしいと思っています。 そして大きく言えば、運動をすることでその人を笑顔にすることや幸せにすることだって可能だと思っています。 その可能性は、運動指導を行う際にその人に合った運動を選択し、指導することが一番の近道であると私は思っています。 そのためにはその人の身体の状態や性格、運動する時の気持ちなどを知ることが大切であると考えています。 その人を笑顔にしたり、幸せにしたりするためにこれからも患者さまに合った運動を指導していきたいと思います。

鍼灸師


臨床と研究のつながり - 鍼灸師 生田 啓記

 私は、喜馬病院リハビリテーション部へ鍼灸師として入職して4年目を迎えました。

最初の2年は、健康スタジオキラリで勤務し、3年目から現在は、スピカ鍼灸・マッサージ院で業務させて頂いております。

 私の学生時代は、トレーナーとしてスポーツ現場に出る日々でした。そんなトレーナー活動の中でトレーニングや治療の方法に対する疑問が生じるようになりました。そこで臨床と研究は、常に隣り合わせにあるものではないかという考えが生まれました。そして学生時代の恩師と臨床と研究の繋がりについて話す中で、喜馬病院の存在を知り、入職のきっかけとなりました。

 当院では、教育プログラムが充実していて積極的に取り組めば日々成長できるように感じます。解剖や運動学の基礎的なところからエビデンスに基づいてご指導頂けるのは、自らのスキルアップにはもちろん、PTなど他職種とコミュニケーションをとる上で非常に活きているように感じています。

 また、それらの教育システムに加え、学会発表に向けて先輩方には、熱い指導を頂けているように感じます。特にそれを感じたのは、2年目の関西理学療法学会でした。症例をまとめるに当たり夜中までご指導頂き、当時は辛かったですが、今思えばここまで患者さまを細かく見ないといけないという認識にも繋がり、自分が変われるきっかけにもなったように思います。また、私は教育に関しても興味があり、このように後輩と向き合えるセラピストになりたいと感じました。

 現在私は、スピカ鍼灸マッサージ院で勤務しています。最初の健康スタジオキラリとの違いとしては、完全予約制ということです。そのため、患者さまと向き合う時間も非常に長くなりました。また自分一人しか見ないという患者さまがほとんどですので、患者さまに対する責任感もより強くなったように感じます。

 だからこそ今私は、臨床と合わせて研究活動にも力を入れています。客観的なデータを出して、より良い治療を提供したいからです。

 その気になれば、毎年学会発表が数本でき、論文作成にも取り組めるので今後も臨床だけでなく、研究、教育も行っていきたいです。そのようなことに取り組め、熱い指導を受けられる施設はなかなかないと学会発表などに行くごとに感じ、このような環境に感謝の気持ちでいっぱいです。

資格取得から今まで - 鍼灸師 尾羽根 実央

鍼灸師の資格を取得し、健康スタジオキラリに入職してから1年が経ちました。 この1年はとても早く、走り抜けてきたように感じました。また、1年間でいろいろな経験をさせて頂きました。

私が入職しようと思ったのは、ここではさまざまな疾患の患者さまを診ることができるということを知り、入職を決めました。 実際、他の鍼灸院では診ることができないであろう疾患の患者さまを診させて頂いたり、今まで在学中には学んでいなかったような治療法を知ることができました。 さらに学会にも出させて頂き、貴重な体験をさせて頂いております。 また、キラリからグループホームなどに出向いてリハビリを提供する機会もあり、幅広く仕事をさせて頂いております。

治療をするにあたって、患者さまの必要としている機能にあわせた治療法を選択するということを考えることができるようになりました。 まだ、知識も技術も未熟ではありますが、これからもたくさんのことを吸収し日々成長していけたらと思っております。