– 理事長あいさつ –
● 理事長あいさつ
当院は1953年に診療所としてスタートしました。その後、入院施設を整え、労災保険指定病院や救急告示病院などの認定を受け、現在は急性期病床43床、地域包括ケア病棟37床、回復期リハビリ病棟43床の合計123床で、急性期の治療からリハビリテーションの提供、在宅復帰支援までを行うケアミックス型病院として、患者様の状態に応じたきめ細かい医療を行っています。
外科では内視鏡外科手術(腹腔鏡下手術)を得意としており、数多くの手術を施行しています。整形外科では外傷の手術の他にも、膝関節疾患においては日本人工関節学会認定医の資格をもつ専門の医師が病状に合わせた手術を実施しております。また、リハビリテーション医学にも積極的に取り組み、さらなる技術革新を求めてリハビリテーション研究室を法人内に設置、理学療法士が中心となって研鑽に励んでいます。内科・脳神経外科の外来も開設していますし総合診療科には症状を問わず受診していただくことが可能です。また、放射線科専門医が常勤医師として在籍しており、CTやMRIなどの画像検査の読影も速やかに行うことができます。
当院は機能強化型在宅療養支援病院であり、退院後の治療や生活支援を行う在宅診療部門があるのも強みの一つです。病院所属の医師が往診や訪問診療を実施しており、専門外の疾患でも当該診療科の医師と連携をとりながら治療しています。そして、法人内にある訪問看護ステーション、ケアプランセンター、ヘルパーステーション、訪問リハビリテーション、デンタル(歯科)クリニックとの連携により、総合的な在宅医療を提供しております。
また30を越える、地域の医療機関や施設と連携して「ID-Link(アイディーリンク)」という患者様の情報を安全に共有するシステムでつながり、診療情報の電子化でより緊密な連携を行っています。
わたしは2008年1月に外科医として喜馬病院に着任、地域の皆様に支えていただきながら、内視鏡外科手術を中心に年間約200件の全身麻酔手術に携わりましたが、この度2024年10月1日付で当法人の理事長職を拝命しました。これまで以上に地域に貢献できるよう努めてまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年10月1日 医療法人寿山会 理事長 熊野 公束